不動産用語集

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透過損失

読み方 :
とうかそんしつ

用語の解説

透過損失とは、壁や床などの遮音性能を表す数値です。
記号はTL(Transmission Loss)で、単位は「dB」(デシベル)で表され、「音響透過損失」ともいいます。透過損失は、壁などの材料層への入射音と、それによる材料層から中に入った音の大きさの差(音圧レベル差)のことです。
例えば、入射音に対して透過音が10分の1のときは透過損失は10dB、100分の1のときは20dBとなり、値が大きいほど遮音性能が優れていることになります。
遮音に適した材料は、重くて硬いものです。コンクリートなどは遮音効果が高い材料です。また、隙間がないことも条件です。木材やコンクリートブロックなど通気性の高い材料は、プラスターという仕上げ材を塗って孔を埋めなければ遮音性は低いといえます。

HOME'Sくんメモ

通常の生活レベルでは、40dBが遮音性能の目安となります。躯体構造がそのまま遮音構造となる場合もあり、遮音構造は建築の基本段階で施されるものです。
小さい子どもがいたりすると、階下への音が気になります。また、トイレの排水などの水音もけっこう伝わるものです。生活の中で騒音を出さない工夫や配慮も必要ですが、建物そのものが遮音性に優れていることも物件選びのチェックポイントです。
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情報更新日:2007-07-30

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